こんばんは、せーちゃんです。
仕事柄ヤマト運輸をよく利用するのですが、どのような沿革があるのか気になったので読みました。
元々は企業間の配送を行なっていたヤマト運輸ですが、先見の明をみた小倉昌男元社長により個人向けの配送に大きく舵を切ります。
個人向けに切り替わることで、お付き合いのあった企業とは離れることになったり、役所仕事しか行わない怠慢な行政との長く続く闘いなど多くの苦悩が垣間見えます。
なぜそうまでして「儲からない」と言われた個人向けの配送に邁進したのか惜しみなく語られます。
小倉元社長の勤勉で時代を見る力、そこに突っ込んでいく決断力は凄まじい!!
当初は批判も多かったようですが着実に成果だしていきます。
配送を1日2便にしたり、大きい荷物が現地に直接届くゴルフやスキー宅急便、翌日配送・お届け日時指定、クール便など次々と新しいサービスを作り顧客満足度を高めます。
一番心に残ったのは
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サービスが先、利益は後
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ということ。
最近読んだGoogleの創業本「How Google Works」でも全く同じ理念が語られていてビックリしました!
日本/アメリカ、宅配企業/テックカンパニーと大きく異なるビジネスの中で、共通する理念。
まずはサービス、業務の質を上げることで、結果として利益は後からついてくるという考え方ですね。
このような理念がある企業だと新規事業の立ち上げも楽しそう。
大企業の気概を感じました。
ちなみにクロネコヤマトの親子猫のマークは"careful handling(丁寧な荷扱い)"という思いを表しています。
大企業の現在に至るまでの歴史を知ることができました。
経営層を目指すエグゼクティブにオススメの一冊です。
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・経営を学びたい人は、この記事がオススメ
stella-blog-inc.hatenablog.com
読んで損はないですよ。以上、せーちゃんでした。
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